宮崎の高校で491人がインフルエンザ集団感染15日から休校

宮崎市内の高校で生徒と職員あわせて491人がインフルエンザに集団感染し、15日から休校となっています。
また、市内の中学校でも複数の生徒がインフルエンザに感染したため、18日からの臨時休校を決めました。
市は感染防止対策の徹底を呼びかけています。

市によりますと、この高校では今月9日から発熱やせき、のどの痛みなどの症状を訴える生徒が出始め、16日までに生徒476人、職員15人のあわせて491人がインフルエンザに感染したことがわかったということです。

これまで重症化した患者はいませんが、高校では15日から今月22日まで休校することを決めています。

高校では先週末に体育祭が行われ、練習なども含めて集団で行動する機会が増えていたということです。

また、宮崎大学教育学部附属中学校では8人の生徒がインフルエンザに感染したことが確認され、18日と19日の2日間、臨時休校することをホームページで発表しました。

学校によりますと、感染が確認された生徒以外にも発熱や頭痛、のどの痛みなどの症状を訴える生徒がいるため、「用心のために臨時休校を決めた」としています。

宮崎市の清山市長は、17日、定例の記者会見で「体調不良の場合は学校に行かないなど個別の感染対策を取り、室内の換気やマスクの着用を徹底してほしい」と注意を呼びかけました。