宮崎 今後のコロナ流行状況 4レベルの感染マップで注意喚起

新型コロナの5類移行に伴って、宮崎県は今後の流行状況について指定の医療機関が週1回報告する「定点把握」をもとに感染状況のレベルを4つにわけ、地域ごとに色分けして注意喚起することになりました。

新型コロナウイルスが1週間前の今月8日に5類に移行されたことで、流行状況の把握はこれまでの「全数把握」から、県内58か所の医療機関が週1回、感染者数を報告する「定点把握」に変更されました。

これを受けて河野知事は15日の記者会見で、今後、「定点把握」をもとに感染状況のレベルを4つにわけて、県内7つの地域ごとに色分けして県のホームページで注意喚起を行うことを明らかにしました。

具体的には、定点当たりの報告数が5人以上は「黄色」、10人以上は「オレンジ」、20人以上は「赤」、50人以上は「紫」に色分けし県内だけでなく、全国の状況も合わせて示すということです。

このレベル分けは、第8波の際の感染状況を参考にしたもので、最も高いレベルとなる「紫」は「医療非常事態宣言」、次に高い「赤」は「医療緊急警報」をそれぞれ発令した際の定点当たりの感染者数を目安にしています。

河野知事は「5類感染症に移行し今は目立った混乱はないが、コロナが終わった訳ではない。その時々の感染リスクに応じて対策を行って頂きたい」と話していました。