選手は60歳以上 宮崎市でシニアサッカーの全国大会

60歳以上の人が参加するサッカーの全国大会が宮崎市で開かれ、シニア世代の人たちが年齢を感じさせないプレーで熱戦を繰り広げました。

この大会は、今月12日から3日間にわたって日本サッカー協会が主催したもので、60歳以上と70歳以上を対象にした2つの大会に全国から合わせて28チームが出場しました。

最終日の14日は、この春、宮崎市に完成した屋外型のトレーニングセンターで決勝戦が行われ、このうち60歳以上の大会の決勝では静岡県と神奈川県のチームが熱戦を繰り広げました。

選手たちはパスをつなぐ円熟味のあるプレーを披露するとともに、懸命にボールを追って球際で激しく競り合うなど年齢を感じさせない動きも見せていました。

試合は、神奈川県のチームが1対0で勝って優勝し、全員で喜びを分かち合っていました。

決勝ゴールを決めた60歳の男性は「体のあちこちが筋肉痛でボロボロですが、対戦相手に元Jリーガーもいる中でサッカーが出来て幸せでした。70才になっても続けたい」と話していました。

一方、開催地枠として出場し、3位に入った宮崎県代表の67才の男性は「この年齢になると楽しむことが一番ですが、非常に楽しめました。ねんりんピックの大会にも出るなどして今後もサッカーを続けたい」と話していました。