コンテナ型ホテル 西都市が避難所として活用へ

大規模な災害時の対応を強化しようと西都市は民間企業が運営する移動式のコンテナ型のホテルを避難所として活用することになりました。

西都市は、コンテナ型ホテルを全国で運営する会社と災害協定を交わし、9日報道関係者などを対象にホテルの見学会が行われました。

このホテルは、県道24号線沿いにコンテナの客室30室を設置し、ふだんは仕事の出張や観光で訪れた人向けの宿泊施設として10日から運営されます。

それぞれの客室は、広さが13平方メートル、ベッドやユニットバスのほか、冷蔵庫や電子レンジなども完備され、ひと部屋ずつ独立しているので騒音を気にする必要もないということです。

また、コンテナの下には車輪がついていて大型車がけん引して移動させることができます。

西都市では、南海トラフ大地震など大規模な災害が起きた時にこのコンテナ型のホテルを被災地まで運び、仮設住宅などができるまでの避難所として活用することにしています。

西都市の橋田和実市長は「ビジネスホテルと変わらない快適さだと感じた。いつでもどこでも移動でき、災害時にはもってこいの施設でこれからの防災対応の要として期待したい」と話していました。