宮崎の保育施設で乳児うつぶせ死 ふだんの職員体制が不十分
先月、宮崎市の保育施設でうつぶせで寝ていた1歳未満の乳児が死亡した事案。
国の基準では常時2人以上の職員を部屋に配置する必要がありますが、この施設では1人で保育にあたることがよくあり、ふだんの職員の体制が不十分だったことが、NHKが市に行った情報公開請求でわかりました。
先月19日、宮崎市の保育施設でうつ伏せで昼寝をしていた1歳未満の乳児に異変が見つかり、その後、病院で死亡が確認されました。
この事案についてNHKは市に情報公開請求を行い、市が立ち入り調査などの結果に基づいて施設に出した「改善勧告書」などの資料を入手しました。
それによりますとこの施設は認可外の保育施設で、ゼロ歳から5歳以上まであわせて11人の子どもを預かっていました。
認可外保育施設を対象にした国の基準では1日に預かる子どもの人数が6人以上の場合、常時2人以上を部屋に配置するよう定めていますが、この施設では1人で保育にあたることがよくあり、ふだんの職員の体制が不十分だったことがわかりました。
市は乳児に異常が見つかった当時の詳しい職員の配置などについては明らかにしていません。
保育施設は現在、自主的に休園しています。
一方、警察は引き続き当時の状況や乳児の死因を調べています。