台風で崩落の諸塚村の国道327号線 来月28日仮復旧見通し
去年9月の台風14号で、地盤ごと崩落し通行止めが続いている諸塚村の国道327号線は仮設の橋の工事が終わり、来月28日に片側交互通行で仮復旧する見通しとなりました。
仮復旧の見通しがたったのは、日向市から椎葉村に伸びる国道327号線のうち、諸塚村七ツ山のおよそ80メートルの区間です。
この区間では、道路が地盤ごと崖下を流れる耳川に崩れ落ち、国土交通省の延岡河川国道事務所が幅4メートルの仮設の橋をかける応急復旧の工事を進めてきました。
その結果、来月28日の午後1時に片側交互通行で通行が再開される見通しとなりました。
現在、椎葉村から諸塚村に出るには細い村道をう回する必要があり、時間も通常より30分ほど長くかかっているということで、仮復旧であっても住民の通勤や通院などの足は大きく改善されます。
今後の本格的な復旧工事は県が行いますが、より大規模な工事が必要となるため、2車線での通行再開まではあと3年ほどかかる見通しです。