閉園する幼稚園で最後の卒園式 宮崎市
利用者の減少や施設の老朽化により、今年度で閉園する宮崎市の幼稚園で最後の卒園式が行われ、子どもたちが元気いっぱいに巣立ちました。
宮崎市が運営する倉岡幼稚園は、2年前から40人の定員に対し半数に満たない状態が続いていたうえ来年度の新規の入園希望者もいなかったことから、今年度で閉園することになりました。
22日は卒園する園児と別の園に転園する園児あわせて4人が参加して最後の卒園式が行われ、子どもたち1人1人が卒園証書を受け取りました。
このあと矢野旨宣園長が「倉岡幼稚園は閉園してしまいますが、先生たちはずっとみんなを応援しています。小学校でもたくさん友達をつくって頑張ってください」とエールを送りました。
倉岡幼稚園は昭和40年に開園し、これまでの57年間に851人の子どもたちが卒園したということです。
卒園する女の子は「幼稚園がなくなるのはさみしいです。小学校にいったら友達に宿題を教えてあげたいです」と話していました。
園児の母親は「自分も通った幼稚園で園がなくなるのはさみしいですが、人数が少ない中でもたくさんの思い出をもらいました」と話していました。