「さつまいもサミット」でグランプリ 生産者が県庁でアピール

日本最大級のさつまいもの品評会でグランプリを獲得した県内のさつまいもの生産者が、14日県庁を訪れ、日本一に輝いた自慢のさつまいもをアピールしました。

県庁を訪れたのは、先月埼玉県で行われた日本最大級のさつまいもの品評会「日本さつまいもサミット」で味や食感の部門とユニークな生産方法の部門でそれぞれグランプリを獲得した宮崎市と延岡市の2つの農業団体の代表らです。

2つの団体はそれぞれ日本一を獲得した自慢のさつまいもを持参し、試食した河野知事は「とても甘く、ねっとりしていておいしいですね」などと感想を伝えていました。

2つの団体のうち、宮崎市の「SAZANKAグループ」は「べにはるか」を栽培していて一般に出回るさつまいもの2倍以上となる78度の糖度などが評価されたということです。

また延岡市の「喜郷ファーム」は全国的にも珍しい耕作放棄地となっている水田などを利用した栽培で、新たなさつまいもの生産方法のモデルケースになるとしてグランプリに輝いたということです。

「SAZANKAグループ」の川越義正さんは「肥料などにこだわり心を込めて作ったサツマイモがグランプリをとれてうれしいです」と話していました。

「喜郷ファーム」代表の梅田学宏さんは「ふるさとでは年々、耕作放棄地が増えて、過疎化高齢化も進む中、担い手が不足している。さつまいも栽培を通して次の世代にきちんとバトンタッチできるように頑張りたい」と話していました。