宮崎空港が「定時出発率」世界トップに 英の専門会社が分析

宮崎空港が世界で1番“時間通り出発できる空港”に選ばれました。
イギリスの専門会社の分析で「定時出発率」が93.29%と、世界の同じ規模の空港の中で最も高くなったということです。

宮崎空港が世界のトップになったのは、出発予定時刻から15分未満で出発した便の割合を示す「定時出発率」です。

世界各国の航空情報を分析するイギリスの会社「CIRIUM」が去年1年間のデータを分析した結果、宮崎空港の定時出発率は93.29%と、「小規模空港」の部門では世界で最も高くなりました。

ターミナルを運営する宮崎空港ビルによりますと、小型機にも直接搭乗できる空港独自のボーディングブリッジの活用や、航空会社などと協力して搭乗客の誘導を行い、混雑を防いでいることが定時性の向上につながったということです。

宮崎空港ビルの永山博康社長は「空港、航空各社、保安検査場が三位一体となって日頃から定時運航に取り組んでいて、世界一の称号はうれしく思います」と話していました。

「CIRIUM」のランキングでは「小規模空港」の2位は松山空港で92.63%、3位は熊本空港で92.30%でした。

また「グローバル空港」では羽田空港、「大規模空港」では大阪空港、「中規模空港」では中部国際空港がそれぞれ1位を獲得していて、日本は有名な鉄道だけでなく、空の便も時間通り動いていることを証明する結果となっています。