都城市の古墳時代の遺跡から「地下式横穴墓」みつかる

都城市で、1600年前の古墳時代の遺跡から遺体を葬る「地下式横穴墓」がみつかり、27日報道陣に公開されました。

「地下式横穴墓」は古墳時代にみられる墓の形で地面に縦に穴を掘り、そこからさらに横穴を掘って作られる「玄室」に遺体が安置されます。

都城市教育委員会によりますと「地下式横穴墓」は九州東南部を中心に多く分布していますが、今回、発掘調査で新たに市内の「相原第1遺跡」から22基がみつかりました。

このうち1基には人の頭部の骨が残っていたということです。

人骨が見つかった墓は縦穴の深さが1.7メートル、遺体を安置する「玄室」は1メートルの奥行きがあり、中の棚には副葬品として鉄製の剣1本と矢じり4本が置かれていたということです。

発見時、この「玄室」の入口は大きな石を積んで塞がれていて、これはほかの墓には見られない特徴だということです。

調査にあたった都城市教育委員会文化財課の安楽可奈子さんは「地下式横穴墓の形式はえびの市から始まったと考えられていましたが、今回、都城市でも見つかったことで各地で同時期的に始まったと考えられるのではないか」と分析しています。

今回、見つかった「地下式横穴墓」は今後、埋め戻されますが、出土品については一般公開を検討しているということです。