宮崎県 台風14号で国や県指定の文化財35件に被害

台風14号による影響で、宮崎県内では国や県指定の文化財35件が被害を受けたことがわかり、県は国とも協議しながら修復を進めることにしています。

宮崎県によりますと、台風14号により、県内ではこれまでに国指定の文化財20件と県指定の文化財15件の合わせて35件の被害が確認されているということです。

このうち、宮崎市にある佐土原城跡は、室町時代に作られた山城の跡で、天守閣のあった城の跡地としては日本で最も南にあり、国の史跡に指定されています。

しかし、台風14号の影響で周辺で倒木の被害や史跡につながる道の崩落が確認されていて、現在は立ち入り禁止となっています。

このほかにも県内では、宮崎市高岡町で国の天然記念物に指定されている「月知梅」の幹が1株折れたほか、都城市では、国の登録有形文化財に指定されている「都城島津邸」の正門が倒壊するなど、各地で被害が出ています。

県教育委員会文化財課は、文化財の被害については調査中で今後さらに増える可能性があるとして、「文化財に大きな被害が出ていることを重く受け止めている。国とも協議しながら修復を急ぎたい」と話しています。