山都町の産業廃棄物最終処分場計画 事業者が住民説明会開催へ

五ヶ瀬川上流の熊本県山都町で産業廃棄物の最終処分場の建設が計画されています。
これについて、周辺の住民から川の水質汚染を心配する声が上がる中、事業者が隣の高千穂町で住民説明会を開こうとしていることが7日県議会で明らかになりました。

処分場の建設が計画されているのは熊本県山都町の山の中で、同じく五ヶ瀬川が流れる高千穂町の中心部からは北西に15キロほど離れています。

建設を計画する事業者によりますと、処分場には廃油やプラスチック類などの産業廃棄物を埋め立てる計画で、施設内に流れ込んだ雨水などについては一定程度、浄化したあと、五ヶ瀬川の支流に放流するということです。

このため、周辺の一部の住民からは水質汚染や環境への影響を心配する声が上がっているということです。

この計画について、7日県議会の代表質問で県の対応がただされ、河野知事が、熊本県に情報提供を求めていることや、業者側から高千穂町で住民説明会を開く意向が示されていることを明らかにしました。

その上で知事は「引き続き情報収集や情報の提供に努めるとともに、熊本県にも適宜、意見を申し入れるなど住民の不安が軽減されるようしっかりと取り組みたい」と、述べました。

処分場は今後3年ほどかけて周辺環境への影響の調査などが行われたあと、熊本県の許可が下りれば建設が進められ、令和10年度に運用が始まる計画です。