県立宮崎病院 過去最大11億円近い赤字見込みに

昨年度の県立宮崎病院の決算は、新型コロナの患者の受け入れに協力した医療機関に支給される国の補助金が削減された影響などで、過去最大の11億円近い赤字が見込まれることが分かりました。

これは、29日県立病院の事業を評価する外部有識者の会合で、県が明らかにしました。

それによりますと、県立宮崎病院では昨年度、診療報酬などの収益から人件費などを差し引いた収支は、過去最大の10億9329万円の赤字が見込まれるということです。

県立宮崎病院は、一般の患者の受診控えなどコロナ禍による影響を受けながらも前の年度は黒字を確保していましたが、一転して大幅な赤字決算となる見通しです。

これは、新型コロナ患者の受け入れに協力した医療機関に支給される国の補助金の上限額が引き下げられたため減収となったことや、新しい病棟への移転費用などがかさんだことが大きく影響したということです。

ただ、今年度の第1四半期については「“ウィズコロナ”が浸透し、患者の受診控えが解消されつつある」として収支が改善傾向にあるということです。

一方、県立延岡病院は前年度からほぼ横ばいのおよそ12億円の黒字、日南病院もコロナ患者向けの病床を増やし、国の補助金が増えた影響で37年ぶりにおよそ1700万円の黒字となる見込みです。