宮崎県の最低賃金 過去最大32円値上げ時給853円に

県の最低賃金について議論する宮崎労働局の審議会は、32円引き上げて時給853円とする答申をまとめました。
物価高を反映し、引き上げ額としては過去最大となります。

最低賃金は、企業が労働者に最低限、支払わなければならない賃金で、宮崎県は現在、時給821円となっています。

国の審議会では、生活必需品の値上がり幅が大きいことを踏まえ、宮崎県では30円の引き上げという目安を示していました。

こうしたなか、労働組合や経営者らの代表でつくる審議会で、都市部と地方の賃金格差の是正の必要性や近隣の県との最低賃金の差と働き手の流出への影響などについて議論された結果、国の審議会の目安を2円上回る32円引き上げて時給853円とすることが決まり答申されました。

32円の引き上げは、最低賃金が時給で示されるようになった平成14年度以降でもっとも高くなっています。

また、コロナ禍や原材料価格の高騰で厳しい経営環境の中、中小企業などが今後も雇用を維持できるよう経済対策の実施や支援の拡充などを求めることが付帯決議されました。

時給853円の最低賃金は10月6日から適用される見通しです。