魚の色彩や特徴を再現「カラー魚拓」展示会 宮崎市

絵の具を使って魚拓をとり、色彩豊かな魚を再現した「カラー魚拓」の展示会が宮崎市で行われています。

宮崎市の大淀川学習館で開かれている展示会は、県内の愛好家が作ったおよそ60点の作品が展示されています。

「カラー魚拓」は、魚のうろこやひれなどの色に合わせて、版画用の油絵の具を繰り返しのせて魚拓をとるもので、魚本来の色彩や特徴を本物そっくりに再現することができます。

このうち、「熱帯魚」は赤やオレンジなど、色とりどりの「うろこ」や「ひれ」が、質感まで1枚1枚、丁寧に再現されています。

また、エビの作品はゴツゴツとした甲羅をうまく写し取ったうえで、色の濃淡を使って今にも動き出しそうな生き生きとした作品です。

このほか、体長120センチもある希少な魚「あかめ」などの作品も展示されていて、訪れていた小学生がまるで絵画のような作品に驚きの声を上げていました。

宮崎市の小学3年生の男子児童は「お魚がまるで絵みたいにきれいな色で表現されていて、すごいなと思いました」と話していました。

大淀川学習館の技師のハマ田洋輔さんは「うろこの1枚1枚まで、細かく色鮮やかに再現した技をぜひ楽しんでほしい」と話していました。

展示会「カラー魚拓への誘い」は、休館の月曜日を除き来月10日まで開かれています。