幼稚園などで保育を希望する学生対象に合同就職説明会 宮崎市

来年春に、県内の幼稚園などへの就職を希望する学生を対象にした合同就職説明会が19日、宮崎市で開かれました。

この説明会は県幼稚園連合会が開き、16の幼稚園と認定こども園が参加しました。

80人余りの大学生や短大生が各ブースを回って説明を受けました。

このうち、「遊びの中で学んでいく」をモットーにしている幼稚園では、キャンプ用のたき火台を持ち込むなど、ユニークな演出で学生を引きつけていました。

そして、園内では、はだしやげたでのびのびと遊ばせていることや午後3時以降は職員が自分の仕事に充てる時間にしていることなどを説明していました。

県幼稚園連合会によりますと、最近は低い年齢から預ける家庭が増えたり、預ける時間が長くなったりして、保育教諭が不足しているということです。

男子学生は「女性が多い職場なので、職員どうしの人間関係がどうなっているかや、給料の面について聞きました」と話していました。

また、長年、所属した宝塚歌劇団をやめて、保育士を目指しているという女子学生は「子どもの心に寄り添える保育士になりたい」と話していました。

県幼稚園連合会の下苙敏大副会長は「子どもを育てるやりがいや達成感が味わえる職場なので、仕事内容を納得した上で、就職先として希望してほしい」と話していました。