宮崎県内のAED 8割以上に夜間・休日利用できない時間帯

心停止による突然死を防ぐ強い味方、AED。
しかし、宮崎県内の市町村が把握するおよそ1400か所のAEDのうち、8割以上に夜間や休日など、利用できない時間帯があることがNHKの取材で分かりました。

宮崎県内では役場や学校など多くの人が集まる場所を中心に、市町村が把握しているものだけで1395か所にAEDが設置されています。

こうしたAEDについて専門医らが作成したガイドラインは、その施設の利用者だけでなく、24時間、誰もが使えることが望ましいと指摘しています。

ところが今回、NHKが県内26市町村に取材したところ、全体の85%にあたる1186か所で利用できない時間帯があることが分かりました。

その施設の利用者が倒れた時を想定して屋内に設置していることが多く、「夜間や休日に使えるAEDが把握している中には1台もない」という自治体もあります。

一方、えびの市や椎葉村では学校の校舎の中から外に設置場所を移す取り組みを進めているほか、日南市は市内の多くのコンビ二に市の負担でAEDを設置しています。

AEDに詳しい京都大学医学研究科の石見拓教授は「特に自治体が所有するAEDについては、その施設の利用者だけでなく、『地域の共有財産』という認識に立って設置場所を見直していく必要がある」と指摘しています。