茨城県 ８日も熱中症に警戒を 午後からは激しい雨にも注意

茨城県では、８日も、熱中症の危険性が極めて高くなると予想され、気象台と環境省は、熱中症警戒アラートを発表し、冷房を適切に使ったり、こまめに水分補給したりするなど対策をとるよう呼びかけています。
一方、県内は８日昼過ぎから夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定になる見込みで、気象台は落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意するよう呼びかけています。

７日の県内は高気圧に覆われて晴れて、日中の最高気温は、大子町が３８．１度、笠間市が３７．７度、古河市が３７．６度、土浦市が３６．７度、筑西市西石田が３６．４度、鉾田市が３６．１度、鹿嶋市が３５．６度、つくば市が３５．５度、常陸大宮市小瀬と水戸市がそれぞれ３５．４度を観測し、気象庁の１４の観測地点のうち大子町や笠間市など１２の地点でことし１番の暑さとなりました。
県によりますと、７日午後３時までに、１０代から９０代まで男女２５人が熱中症やその疑いで病院に搬送され、このうち５０代の男性１人が重症だということです。
水戸地方気象台によりますと、８日の最高気温は、土浦市で３７度、水戸市で３５度と引き続き猛烈な暑さが予想されています。
このため、水戸地方気象台と環境省は、８日も茨城県に熱中症警戒アラートを発表し、外出をなるべく避けることや室内をエアコンなどで涼しくして過ごしたり、こまめに水分補給したりするなど対策をとるよう呼びかけています。
環境省が公開している「暑さ指数」も確認し、熱中症を予防する行動を取ってください。
お年寄りや小さな子どもは特に注意が必要です。
一方、気象台によりますと、暖かく湿った空気や日中の気温上昇の影響で、県内は８日昼過ぎから夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
このため、気象台では、８日昼過ぎから夜遅くにかけて落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意するよう呼びかけています。
あたりが急に暗くなるなど発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物の中に移動するなど安全確保に努めるよう呼びかけています。
また、ひょうが降るおそれもあり農作物の管理などにも注意してください。