台湾医学生知事訪問 地震支援に感謝 茨城県内で医療関係学ぶ

茨城県を訪れている台湾の医学生が茨城県の大井川知事を訪問し、ことし4月の台湾東部沖の地震での支援に感謝を伝えました。

大井川知事を訪問したのは、台湾の南部にある高雄医学大学の学生10人です。
学生たちは先月下旬から1か月の日程で阿見町の茨城県立医療大学で、リハビリの知識や技術を学んでいて、ことし4月の台湾東部沖の地震で茨城県や医療大学の学生から募金などの支援を受けたことに、感謝を伝えたいと訪れました。
知事と懇談した医学生たちは「県民や医療大学の学生から募金をいただき、茨城県のみなさんに心からお礼いたします」と感謝を伝えました。
そして大井川知事は「東日本大震災のときに、台湾の人たちから手を差し伸べてもらったことは決して忘れることはなく、少しでも力になれてよかったです」と話していました。
また、学生が大井川知事に「台湾で印象に残っていることはありますか」と質問すると、大井川知事は「台湾の夜市に行くのが好きで、何でも食べてしまいます」と応じ、茨城空港と高雄を結ぶ連続チャーター便が就航するなど、台湾との交流に力を入れていることを紹介していました。
高雄医学大学の学生の曾貫寧さんは「大きな地震でしたが今では徐々に復興が進んできました。日本人は細かいところにも気を配っていると感じたので、台湾でもそれを生かしてよりよい避難や復興の方法を考えていきたい」と話していました。