「駅ピアノ」 研究学園駅に つくばエクスプレスでは初

駅を行き交う人の交流につなげようと、つくばエクスプレスの駅としては初めて誰でも弾くことができる、いわゆる「駅ピアノ」が1日設置されました。

ピアノは、首都圏新都市鉄道と地元の経営者が協力してつくばエクスプレスの駅としては初めて、研究学園駅に設置しました。
ピアノには、つくばエクスプレスの車両や、ロケットなどが描かれいてるほか、周囲の壁には筑波山などもデザインされています。
1日、開かれた記念式典では、つくば市出身のピアニスト、神立響子さんが「茨城県民の歌」や、「銀河鉄道999」など5曲を披露し、駅の利用客は演奏に拍手を送ったり、スマートフォンで撮影したりしていました。
式典が終わってピアノが開放されると、さっそく愛好家らが思い思いの曲を披露していました。
ふだんから駅を利用しているという神立さんは、「天井が高いので、とても音の響きがよく、弾きやすいピアノで楽しかったです。今後もこのピアノを弾いて利用客へ癒やしの時間を提供したいです」と話していました。
ピアノの設置を呼びかけた近くでホテルなどを経営している高野勝憲さんは、「ピアノをたくさんの人が弾いたり、聞いたりして、駅の利用客と地域の方々の交流が生まれる場所になってほしいです」と話していました。
このピアノは、午前9時半から午後8時まで利用でき、他の楽器との合奏やピアノを伴奏に歌うこと、営利目的での利用は禁止されています。