交通違反の捜査書類を偽造したか 警部補を書類送検 茨城県警

茨城県警察本部は、交通違反の捜査書類を偽造したとして42歳の警部補を書類送検し、28日付けで減給1か月の懲戒処分にしました。

懲戒処分となったのは、県警本部交通機動隊の42歳の男性警部補です。
警察によりますと警部補は去年1月末、自動車の信号無視の交通違反1件の捜査書類について一部を偽造したとして虚偽有印公文書作成などの疑いで水戸地方検察庁に28日書類送検されました。
警察は、具体的な偽造の内容について明らかにしていません。
また、2019年3月ごろまでのおよそ1年間とことし2月ごろまでのおよそ2年間に、パトカーで巡回中、ブレーキのタイミングを誤るなどした複数の部下に対し、「ボケ」「カス」「死んじめえ」などと暴言を浴びせていたことがわかりました。
これらについて県警察本部は警部補を減給1か月の懲戒処分にしました。
警部補は「書類の偽造は手間を省くためだった。暴言については、部下を育てたいと思いながらミスを繰り返されいらだってしまった」などと話しているということです。
茨城県警察本部の綿引英治首席監察官は「県民の皆様に深くおわび申し上げます。指導を徹底して再発防止を図り、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。