来年の県立高校入試にウェブ出願システム導入へ 茨城県教委

茨城県教育委員会は、受験生の負担を減らすため来年の県立高校の入学試験にウェブ出願のシステムを導入することになりました。

これは、茨城県教育委員会の柳橋常喜教育長が25日の定例会見で発表しました。
県立高校の入学試験ではこれまで、受験生が願書に手書きで記入したうえで中学校に提出していましたが、負担を減らすため、来年の入学試験では、ウェブ出願のシステムを導入することになりました。
来年1月8日から29日までの間に茨城県の「いばらき電子申請・届出サービス」に受験生の情報を入力し、申し込みが完了したら願書を印刷し、中学校に提出します。
高校への願書の提出はこれまでどおり中学校が行うということです。
また、試験の手数料の支払いは、いまは、県の収入証紙を購入する必要がありますが、再来年・2026年以降はクレジットカードなどを使った電子納付に切り替えます。
ウェブ出願は、県立中学校などの入学試験でことし、先行導入されましたが、周知不足でシステムに登録できていないケースが相次ぎ、願書の受付期間を急きょ延長するトラブルが起きていました。
柳橋教育長は「システムへの入力期間を長くし、高校への願書提出の期間を十分、空けることで、入力ミスなどがあっても対応できるようにしたい」と話しています。