教室で児童の着替えを盗撮しようとした教諭 懲戒免職 県教委

茨城県の県西地域の小学校の25歳の教諭が教室で児童の着替えの様子をスマートフォンで撮影しようとしたとして、県教育委員会は懲戒免職の処分にしました。

24日付けで懲戒免職の処分を受けたのは、県西地域の小学校に勤務していた25歳の教諭です。
県教育委員会によりますと、ことし2月、女子更衣室として使われていた小学校の教室で、段ボール箱の中にスマートフォンを設置し、着替えの様子を撮影しようとしたとしています。
着替えていた児童が録画中のスマートフォンに気づき、この教諭に伝えましたが、教諭は教頭に自分のスマートフォンとは申し出なかったということです。
しかし、およそ2か月後に警察に逮捕され、その後裁判所から性的な写真を撮影しようとした罪で、罰金50万円の略式命令を受けたということです。
茨城県教育委員会義務教育課の若松裕一課長は「教員は子どもたちにとって最も信頼できる存在であるべきにもかかわらず、社会の信頼を失う極めて憂慮すべき事態だと思う」としています。
このほか、県教育委員会総務課の職員が酒気帯び運転をしたとして停職12か月の処分となるなど、24日付けで教職員への4件の懲戒処分が発表されました。