「水戸の柔甘ねぎ」出荷が最盛期 地域ブランドに登録の特産品

水戸市で柔らかい食感と甘みが特長の「水戸の柔甘ねぎ」の出荷が最盛期を迎えています。

「水戸の柔甘ねぎ」は水戸市などの農家17軒が生産している特産品で、農産物や食品などの特産品を国が地域ブランドとして登録する「地理的表示保護制度」に登録されています。
甘みがつまっている白い部分が通常より1.5倍ほど長く、柔らかい食感と辛みが少なく甘いのが特長です。
この時期、出荷が最盛期を迎えていて、水戸市の生産者の園部潤一さんのハウスでは、およそ1.2メートルほどに育ったねぎの収穫が行われていました。
その後、収穫したねぎの余分な葉を取り除き、束にして箱詰めする作業が行われていました。
ことしは、大型連休明けに暖かく良い天候が続いたため、例年通り甘く大きく育っているということです。
園部さんによりますと、辛みが少ないため生でも食べやすく、サラダのほか、ご飯に切ったねぎをのせかつお節としょうゆをかけて食べるのがおすすめだということです。
園部さんは「歯切れがよく辛みが少ないので小さい子どもでもおいしく食べられます。ねぎ嫌いの子どもがねぎを好きになってもらえるとうれしい」と話していました。
水戸市では、ことし11月30日から2日間の日程でねぎの消費拡大を図る「全国ねぎサミット」が開かれる予定で、JA水戸では「水戸の柔甘ねぎ」の周知活動に力を入れることにしています。