SNSで影響力ある外国人の農業体験をウェブ配信 茨城県

茨城県の魅力を海外に伝えようとSNSで影響力のある日本在住の外国人たちを招いて農業体験の様子をウェブで配信する試験的な取り組みが常陸太田市で行われました。

この取り組みは茨城県が海外に県内の魅力を発信してインバウンド需要を取り込もうと企画しました。
県によりますと、海外では、アニメで描かれた日本の地方の暮らしや景色に関心が集まりつつあるということで今回、常陸太田市の農園にSNSで影響力のある日本在住の外国人を招き、その様子をウェブ配信して魅力を伝えることになりました。
招待されたのは、ウェブ上で日本の料理や自作のアニメなどを紹介する活動をしているカナダやアメリカなどが出身の4人で中には300万人以上のフォロワーを持つ人もいます。
4人は農家から教わりながら田植えのほか、小ねぎやルッコラなどの収穫を体験しその様子を撮影しながら生中継でウェブ配信しました。
また、料理も体験し手作りのドレッシングでとれたての野菜をサラダにしたほか小ねぎを入れてお好み焼きを作り味などの感想を話しあって農業体験の魅力を紹介していました。
今回、参加したカナダ人の「Onigiriさん」は「すごく楽しかった。また訪れたいと感じました。今度は夏以外の季節にきて体験したいです」と話していました。
また、農園を経営する栗原玄樹さんは「観光雑誌にはない茨城の良さを知ってもらえるきっかけになったと思います。今後はきつめの農業体験も企画してみたいです」と話していました。