秋篠宮さま 日本植物園協会の大会に 水戸市

秋篠宮さま 日本植物園協会の大会に 水戸市

秋篠宮さまは、総裁を務める「日本植物園協会」の大会のため水戸市を訪問されました。

秋篠宮さまは、全国の植物園などが加盟する「日本植物園協会」の大会に出席するため、23日から2日間の日程で水戸市を訪問されました。
大会を前に、秋篠宮さまは水戸市植物公園を訪れ、西川綾子園長の説明を受けながら、園内を視察されました。
およそ40種類、550株のサルビアが植えられた花壇では、ローズマリーでネコなどの動物をかたどった「トピアリー」という造形物を観賞したり、園長に勧められて、セージの葉の香りを確かめられたりしていました。
秋篠宮さまは「サルビアの分布を教えてください」と質問され、西川園長は、「オーストラリアを除く温帯の地域に分布しております」と答えたということです。
水戸市植物公園の木村弥生園芸指導員は「サルビアのエリアは小さいエリアですが、『サルビアの多様性をみることができてとても良いですね』とおっしゃっていただいたのでとてもうれしかったです」と話していました。
その後、秋篠宮さまは水戸市民会館で開かれた「日本植物園協会」の大会に出席されました。
開会式で、秋篠宮さまは水戸市内の梅の名所「偕楽園」や江戸時代に水戸藩主の徳川光圀が整備した見本林について触れたうえで、「歴史ある水戸市にはさまざまな形の植物園の原点ともいうべきものがあります」と述べられました。
そして、「植物園の社会的重要性を意識し、植物園のますますの発展に寄与していただくことを願っております」とあいさつされました。
水戸市によりますと秋篠宮さまが茨城県を訪問したのは、去年11月の全国育樹祭以来で、水戸市植物公園を視察されたのは初めてだということです。