ふるさと納税返礼品でJR職員の仕事を体験するイベント 高萩

茨城県高萩市は、ふるさと納税の返礼品として、JRの職員の仕事などを体験できるユニークなイベントを企画し話題となっています。

JR高萩駅は常磐線の車両の保守点検を行っている敷地があることから、高萩市では、JRとともにふるさと納税の返礼品のメニューとして駅員の仕事の一部を体験できるイベントを今回、初めて企画しました。
イベントは、催事用として使われているJRの車両、「E501 SAKIGAKE」を駅構内に持ち込んで行われ、この日は寄付をした県外からの2人が参加しました。
このうち、車内放送をする体験では、「この電車は常磐線下り、高萩行きです」などとアナウンスし車掌になりきっていました。
また、参加者は、災害時に使われる「レールスター」と呼ばれる小型の乗り物の運転も体験しました。
台風などで倒木があった際に作業員が現場確認のために乗り込んで移動する乗り物で参加者たちはアクセルやブレーキの操作を学んだあと片道200メートルの線路を走行していました。
埼玉県から参加した30代の男性は「ふだんは入ることができない構内に入って操作できるのが魅力だと思います。友人にも伝えたいですし、今後も機会があればまた参加していきたいです」と話していました。
また、JR高萩駅の笠原ルミ子駅長は「今後も皆さんに来ていただける催しを検討するとともに地域の魅力も伝えていきたい」と話していました。