水戸の暴力団幹部射殺事件受け 暴力団事務所使用制限の仮命令

おととし1月、水戸市の暴力団事務所で暴力団の幹部が射殺される事件などが起きたことを受けて茨城県警察本部は21日、水戸市にある六代目山口組の傘下組織に事務所の使用を制限する仮命令を出しました。

仮命令が出されたのは、水戸市にある指定暴力団「六代目山口組」の傘下組織の事務所です。
この組織をめぐっては、おととし1月、市内にある当時の事務所で暴力団の幹部が銃で殺害される事件があり指定暴力団「絆會」の幹部、金成行被告(55)が殺人などの罪で21日、起訴されました。
警察は、この事件の背景には暴力団どうしの抗争があったとみて調べていました。
この事件で襲撃された傘下組織はその後、水戸市の別の場所に事務所を移しましたが、茨城県警察本部は21日、抗争に市民が巻き込まれるのを防ぐためとして、暴力団対策法に基づいてこの指定暴力団「六代目山口組」の傘下組織の代表者に対して市内の現在の事務所の使用を制限する仮命令を出しました。
仮命令は事務所への出入りなどを原則禁止するもので、違反すれば懲役や罰金が科されます。
仮命令の効力は15日間で、今月28日に県公安委員会が暴力団側から意見を聞いたうえで本命令を出すかどうかを決め、本命令が出されると使用制限の期間が延長されるということです。