茨城県立医療大学の入学試験で出題ミス 5人が追加合格

茨城県立医療大学は去年11月に行われた入学試験で、出題ミスが見つかり、追加で5人が合格となったと明らかにしました。

茨城県立医療大学によりますと、去年11月に行われた保健医療学部の学校推薦型選抜試験と社会人特別選抜試験で出題された「総合問題」でミスがあったということです。
このうち、金属の特徴や性質の知識を問う設問で、問題文に矛盾があったため、正答を導き出せない出題になっていました。
先月23日に文部科学省から出題ミスに関する問い合わせがあったという連絡があり、その後、大学で検証したところミスが明らかになったということです。
大学は全員を正解扱いにし、追加で5人を合格にしました。
5人のうち2人は、このあと一般入試を受験して合格し、今年度から入学しましたが、残りの人たちについては大学が入学するかどうか意向を確認しているということです。
大学によりますと、問題文は一般の書籍の文章を引用して作られ、その書籍の内容に誤りがあったということで大学は確認作業が不十分だったとしています。
茨城県立医療大学の阿部慎司学長は「大学受験という人生の非常に大事な場面で重大なミスを発生させてしまい誠に申し訳ありません。今後、信頼を回復するべく誠心誠意努めます」と話していました。