つくば市で職員に手当支払われず

茨城県つくば市で生活保護の業務に当たる職員に支給される特殊勤務手当が支払われていなかったことがわかりました。
時間外勤務手当も未払いがあるということで、詳しい調査を進めています。

これは、去年9月、職員から指摘を受け、明らかになりました。
つくば市では生活保護の業務に当たる職員に対して特殊勤務手当として1日につき275円を支給するよう定めていますが、昨年度までの3年間、のべ57人、あわせて37万425円が未払いだったということです。
理由について、市では手当支給対象業務の判断基準があいまいだったためだとしています。
さらに、つくば市では、時間外勤務手当の申請をしないよう管理職による不適切な指導が行われていたとして、時間外勤務手当の未払いの実態も詳しく調べています。
市は未払いが確認された手当について請求権の時効が成立していない過去3年分、支給することにしています。
また、今回の問題を受け、市は監督責任として五十嵐立青市長を減給2か月の処分にする考えです。
五十嵐市長は「このような事案を発生させ、反省しています。適切な労務管理体制を確立すべく、改善に向けて取り組んでいきます」とコメントしています。