茨城空港 国内線利用が初の70万人超 過去最多に

昨年度、茨城空港の国内線を利用した人は初めて70万人を超えてこれまでで最も多くなり、茨城県は新型コロナの5類移行により需要が大幅に回復したと分析しています。

茨城県によりますと、ことし3月までの昨年度1年間に茨城空港の国内線を利用した人は70万108人でした。
2019年度のおよそ63万5000人を上回ってこれまでで最も多くなりました。
国内線は、おととし7月までに神戸・札幌・福岡・那覇のあわせて4つの路線の運航がすべて再開し、新型コロナの5類移行により需要が大幅に回復したことで利用者が増加したとしています。
一方、国際線は去年(2023年)3月から運航が再開され、昨年度利用した人は4万8288人となりました。
台北便が1年を通して運航され好調でしたが、上海便は去年10月以降、運休が続いているほか、ソウル便はコロナ禍以降、定期便が運航されていない状況が続いています。
この結果、国内線と国際線をあわせた全体の利用者は74万8000人余りとなり、2019年度と2018年度に次いで、これまでで3番目に多くなりました。
茨城県は、旅行会社に県内を目的地とするツアーを働きかけるなどして国内からの観光客をさらに取り込むとともに、海外からはゴルフ観光を現地でPRし、大手旅行予約サイトとも連携して利用者の増加につなげたい考えです。