能登半島地震からの復興を願う音楽と書道の共演 水戸

能登半島地震で被災した人たちを元気づけたいと水戸市で6日、地元の合唱団や高校の書道部などが復興を願うパフォーマンスを披露しました。

このパフォーマンスは、水戸市の水戸葵陵高校の書道部やNHK水戸児童合唱団などが企画したもので、水戸駅近くの商業施設でメンバーなど30人あまりが参加しました。
この中で、音楽と書道のパフォーマンスが行われ合唱団が歌った東日本大震災の復興支援ソング「花は咲く」などに合わせて、水戸葵陵高校の書道部の生徒たちが、大きな紙に「復興」とか「共に明日へ」などとしたためていました。
このあと、観客たちが被災地への思いを寄せ書きするイベントが行われ縦1.5メートル、横3メートルの紙に「応援しています」などとメッセージを書き込んでいました。
寄せ書きは、ことし8月に金沢市内で掲示される予定だということです。
日立市から訪れた30代の女性は「パフォーマンスを見て子どもたちの思いを感じました。東日本大震災を経験しているので、能登半島地震の被災地も早く復興できるように協力したいです」と話していました。
合唱団のメンバーで高校3年生の鯉渕双葉さんは「自分はつらいときに歌を聴いて元気を出すので、被災地の人たちに元気や勇気を与えられるように思いを込めて歌いました」と話していました。
中学2年生の佐々木花菜さんは「当たり前に過ごせないことが不安だろうなと思います。苦しいとき歌うと幸せになるので、できることなら被災地に行って一緒に歌いたいです」と話していました。