昔ながらの手作業で田植え 小学生が体験 茨城 潮来

茨城県潮来市で、小学生が地域の人たちと一緒に昔ながらの手作業での田植えを体験しました。

潮来市の農家などでつくる住民グループは、休耕田を活用して子どもたちが米作りが体験できる機会を設けています。
2日は、潮来市水原にあるおよそ5アールの田んぼに、近くの延方小学校の5年生およそ60人が集まりました。
子どもたちは、住民グループのメンバーの農家から田植えの方法を教わったあと、水が張られた田んぼにはだしで次々と入っていきました。
そして、泥に足をとられて転びそうになりながらも田んぼに目印として引かれた直線に沿って20センチほどに育ったもち米の苗を手で、ひとつひとつ植えていきました。
田植えを体験した男の子は、「足が泥に沈んでしまってやりづらかった。すごく大変なことがわかりました。みんなの気持ちがこもったおいしいお米にしたい」と話していました。
また、別の女の子は「昔の人は、手で植えているからこんなに大変なんだと思った。おいしく育ってほしい」と話していました。
農家などでつくる住民グループ「潮来市北浦湖岸自然を守る会」の小沼善和副会長は「子どもたちに手作業の体験してもらって、米作りの大変さを次の世代に伝えていってもらえればと思います」と話していました。
子どもたちは、9月には稲刈りを体験する予定だということです。