端午の節句を前に子どもの成長祈る「つるし飾り」展示 那珂市

5月5日の端午の節句を前に、茨城県那珂市の古民家では子どもたちの成長を祈って手作りされたかぶとのつるし飾りなどが展示されています。

この展示は、那珂市が4月27日から市内の2か所で開いています。
このうち、150年以上前に作られたかやぶき屋根の古民家「曲がり屋」では、縁側に面した座敷に地域の手芸グループのメンバーなどが作った200点以上のつるし飾りが展示されています。
つるし飾りは子どもたちの成長を祈って、こいのぼりやかぶとなどが手作りされ、古い着物をほどいた布で色とりどりにあしらわれています。
また、古民家の庭には地域の小学生が絵を描いて作ったこいのぼりもおよそ200点飾られ、風を受けてはためいていました。
4歳の息子と東海村から訪れた母親は「とてもすてきで、息子を連れてこられてよかったです」と話していました。
手芸グループの小森友子会長は「子どもたちの健やかな成長を願って一針一針縫いました。心が安らぐと思うので、ぜひ見に来てほしいです」と話していました。
この展示は、「曲がり屋」と那珂市歴史民俗資料館で5月6日まで行われています。