茨城 石岡 27日から3日間 音楽と食のイベント 準備進む

茨城県石岡市では、27日から3日間開かれる音楽と食のイベントに向けて、47都道府県から飲食店などが集まり、準備を進めています。

「OtomeshiFestival.2024」というこのイベントは27日から3日間、石岡市の八郷総合運動公園で開かれ、「優里」や「CHEMISTRY」といったアーティストの音楽と全国の食が楽しめます。
26日は、イベント前に最後の準備が進められていて、野外ステージでは、照明の設置や音響の確認が行われていました。
また、物販エリアでは、全国47都道府県から地元の名物料理を扱う飲食店など、200近い出店があり、メニューを貼ったり材料を運んだりしていました。
兵庫県の淡路島から来たそうめん屋の社長は、「コロナ禍も原材料高騰もきつかったですが、明日からのイベントが楽しみです」と話していました。
イベントの実行委員会の野内学代表は「コロナ禍の去年までと違い、久しぶりのフェスを待っていた方や、円安で海外旅行は厳しい方も思い切り楽しめると思うので来場を期待しています」と話していました。
入場は無料で、主催者は3日間であわせて20万人の来場を見込んでいます。

イベントに向けて地元のホテルは予約が好調なものの、人手不足に悩む声も聞かれました。
JR石岡駅前のビジネスホテルでは、27日から3連休の予約がほぼ満室となっていて、26日も担当者が部屋のシーツの交換など忙しそうに準備を進めていました。
ただ、悩みの種は人手不足です。
受け付けにモンゴル出身の女性を正社員で採用するなどして業務を続けていますが、これまでに採用した外国人の中には仕事に慣れると東京など都市部に転職してしまうケースもあったということです。
ホテルでは、新型コロナ以降、回復した需要にどのように対応していくか課題だと感じています。
ビジネスホテル「SOSHA」の友水恵美子社長は、「『石岡のおまつり』と並んでこの週末は早い段階でほぼ満室になり嬉しい限りで、スタッフ全員フル回転で頑張ります。外国人材は仕事ができる方や言葉を話せる方の採用が難しい上、なかなか定着してもらえず、長く働いてもらえたらありがたいです」と話していました。