著名人かたりSNSでうその投資話 会社役員7億円被害 茨城

著名人かたりSNSでうその投資話 会社役員7億円被害 茨城

著名人になりすまして投資を呼びかけるSNSでうその投資話を持ちかけられ、茨城県の県南地域に住む70歳の会社役員の女性が現金およそ7億円をだまし取られ、警察は詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、県南地域に住む70歳の会社役員の女性は、去年11月下旬にインスタグラムで投資を勧めるニセの広告にアクセスしたところ、経済アナリストの森永卓郎さんの画像や名前を使った「LINE」の画面があらわれ友達登録したということです。
そして、森永さんを名乗る人物などとやりとりを重ね、金の積立投資を名目にしたうその投資で現金を振り込んだり直接、手渡したりしてあわせて6億9000万円をだまし取られたということです。
その後、女性は、実業家の堀江貴文さんをかたり、投資を勧めるニセの広告を信じてしまいうその投資におよそ1000万円を振り込んでしまったということです。
女性は相手から手数料の支払いを求められたことを不審に思い「詐欺ではないか」と尋ねたところ、メッセージのやりとりができなくなり、23日、警察に被害届を提出しました。
女性の被害額はあわせておよそ7億円にのぼり、警察によりますと、SNSで投資を呼びかける詐欺の県内の被害額としてはこれまでで最も多いとみられるということです。
警察では、同じ手口の詐欺が相次いでいるとしてSNS上の著名人の画像や名前を使ったニセの広告や投資に注意するよう呼びかけています。