中学生が改善を陳情 市議が”危険な通学路”を視察 水戸

水戸市の中学生たちが、危険な通学路の改善を求めて市議会に陳情したことを受けて19日、市議たちが現地を視察しました。

水戸市では、去年12月に開かれたG7内務・安全担当相会合に関連して市内の中学生たちに安全について考えてもらうイベントを開きました。
この中で水戸市立常澄中学校の生徒たちが通学路の危険か所などについて発表し、ことし1月の水戸市議会に安全対策を求めて陳情しました。
これを受けて、水戸市議会文教福祉委員会の市議7人が、19日、指摘のあった通学路の危険か所を視察し、生徒たちのかわりに教員が状況を説明しました。
このうち、東水戸道路の高架下のトンネルは中にあるライトが切れている状態で、冬だと午後5時台でも真っ暗になり自転車のライトをつけても前が見えにくいと訴えていた場所で市議たちは現状を確認していました。
また、別の市道では、道路端の白線が一部消え、車がはみ出してくると訴えていて、市議たちは白線が実際に消えている状況を確認し意見を出し合っていました。
水戸市議会文教福祉委員会の後藤通子委員長は、「子どもたちの目線から見て危ない場所があるとわかったので前向きに進めていきたい」と話していました。