ストーカー被害の相談や通報 去年は過去5年で最多 493件

去年1年間に、警察に寄せられたストーカー被害の相談や通報は500件近くとなり、過去5年で最も多くなったことが茨城県警察本部のまとめでわかりました。

茨城県警察本部によりますと、去年1年間に寄せられたストーカー被害の相談や通報は493件で前の年と比べ、97件増えました。
過去5年で、最も多くなっています。
このうち、ストーカー規制法違反や住居侵入などの疑いで検挙されたのは43件となっています。
また、ストーカー規制法に基づきつきまといなどの行為を禁止する「禁止命令」は前の年から20件増え、66件でした。
これは過去最多となった2019年と2020年と同じ件数となりました。
全体の相談や通報のうち、最も多かったのがつきまといや待ち伏せなどの行為で43パーセント、次いで面会を求めるものが23パーセント、連続して電話やメールをするなどが16パーセントなどとなっています。
警察は、ストーカー行為から凶悪な犯罪に発展するケースもあるとして最寄りの警察署やストーカー犯罪被害者の窓口などに相談するよう呼びかけています。
また、女性警察官が24時間体制で相談に応じる女性専用の相談電話も設置しています。
「女性専用相談電話」の電話番号は029−301ー8107です。