うその電話で現金など2000万円余だまし取られる 茨城町

茨城町の67歳の男性が架空の未納料金や携帯電話がウイルスに感染し、被害が広がっているなどとうその電話を受けて現金など2000万円あまりをだまし取られ、警察は詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと先月中旬、茨城町の67歳の男性のスマートフォンに「携帯電話の未納料金があり、支払わないと裁判になる」などとうその電話があり、コンビニで購入した電子マネーで合わせて80万円分で支払い、だまし取られました。
その後も、サイバーセキュリティーセンターの職員を名乗る男から「サイバー被害に遭ったあなたの携帯電話から全国に被害が広がっている。保険に入れば被害者たちに補償ができる」などという電話や「あなたの資産を調べる必要がある。不正がないと分かれば返金する」などという電話があったということです。
男性は、指示に従って現金などで支払ってしまいだまし取られた総額は2030万円にのぼったということです。
警察は13日、この男性に現金800万円を宅配便で送らせてだまし取ろうとしたとして、東京に住む自称専門学校生の18歳の容疑者を詐欺未遂の疑いで逮捕していて、関連を調べています。
警察は詐欺事件として捜査していて、ほかにも複数の人物が関わった可能性があるとみて調べています。