茨城 公立校 厳格化した部活動時間制限 全校「順守」と回答

昨年度から、公立校の部活動の時間制限を厳格化したことを受けて、茨城県教育委員会が調査したところ、すべての学校が時間制限を「順守している」と回答したことが分かりました。

県教育委員会では生徒のけが防止や教員の働き方改革のため、昨年度から公立校の部活動の上限を平日は2時間、休日は中学校で3時間、高校で4時間とし、休養日を原則、週2日設けるよう運営方針を厳格化しました。
この運営方針が守られているか把握するため、県教委がことし2月までに、公立の中学校と高校にアンケート調査を行ったところ、すべての学校が時間制限と休養日について「順守している」と回答したことが分かりました。
一方、運営方針では毎月の活動実績などをホームページで公表するよう求めていますが、一部の学校では、守られていなかったということです。
県教委は、生徒や保護者が効率的な部活動について理解を深めるのに必要だとして、15日、各学校に通知を出して活動実績などの公表を徹底するよう呼びかけました。
県教委では今年度も運営方針通りに部活動が行われているか確認を続けるとともに、一定の条件を満たせば上限を超えた活動が認められる特例措置を今年度も行いながら部活動の見直しを進めることにしています。