桜の名所 茨城 桜川で国の天然記念物の桜が見頃

古くから桜の名所として知られる茨城県桜川市で、国の天然記念物の桜が見頃を迎えています。

桜川市は古くから桜の名所として知られ磯部桜川公園などが国の名勝に指定されヤマザクラのおよそ200本が国の天然記念物になっています。
公園近くの櫻川磯部稲村神社の境内には平安時代の歌人、紀貫之が桜川の桜の美しさを詠んだとされる和歌の歌碑もあって、訪れた人たちが歌碑を見たり神社の拝殿と桜を写真に収めたりしていました。
千葉県からきた60代の女性は「すばらしいです。天気もよくてとてもよかったです」と話していました。
桜川市観光協会の橋本慶晴会長は「きのうの雨は桜にとっては厳しい状況でしたが、これから咲く桜もあってまだまだ楽しめます。ここの桜は1本1本、花や葉の色が違うのでそこを楽しんでほしいです」と話していました。
観光協会によりますと磯部桜川公園などの桜は今週いっぱい楽しめるということです。
また、市内では山に自生するヤマザクラも見ごろを迎えていて、このうち標高520メートルの高峯では、ヤマザクラが山を彩っています。
山を見晴らせるデッキでは、訪れた人たちが写真を撮るなどしていました。
福島県から来た60代の男性は「とてもいい景色を見せてもらいました。桜川がとてもいいという話を聞いていたので、来てよかったです」と話していました。