小林製薬「紅麹」 茨城県内で1人の死亡確認 県発表

「小林製薬」の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題で、茨城県は「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取していた県内に住む1人の死亡が確認されたと発表しました。
会社が明らかにしている健康食品を摂取したあとに腎臓の病気を発症するなどして死亡した5人のうちの1人だということです。

茨城県の発表によりますと、小林製薬の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取していた県内に住む人1人が死亡したことがわかったということです。
県は、遺族の同意が取れていないとして年代や性別などについて明らかにしていません。
会社が明らかにしている健康食品を摂取したあとに腎臓の病気を発症するなどして死亡した5人のうちの1人だということで、小林製薬に回収命令を出すなど対応にあたっている大阪市から28日、県に情報提供があり、調査した結果、判明したということです。
県生活衛生課の仁藤健二課長は、「健康被害があった場合はすぐに医療機関を受診するようにしてほしい」と呼びかけました。
県内では、28日までに大阪市から回収命令が出されている小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」を数か月間以上摂取していた県内に住む40代から50代の男女3人から健康被害を訴える相談があることも明らかになっています。