茨城県内 風雨強まり荒れた天気に 土砂災害や高波に警戒を

２９日、茨城県は雨や風が強まり荒れた天気となっていて、気象台は大雨による土砂災害に警戒するとともに、強風に注意し海では高波に警戒するよう呼びかけています。

水戸地方気象台によりますと、日本海を発達しながら進む低気圧や、東シナ海から東海道沖に伸びる前線の影響で、県内では雨や風が強まり、荒れた天気となっています。
正午までの１時間には北茨城市で１７ミリ、高萩市大能で１６ミリ、常陸太田市徳田で１５.５ミリの雨量を観測したほか、レーダーの解析では午前１１時半までの１時間に福島県との県境付近で３５ミリの激しい雨が降ったとみられます。
また、北茨城市では午前９時２５分に２０.８メートル、日立市と龍ケ崎市では午前９時台にそれぞれ１８.８メートルの最大瞬間風速を観測しました。
気象台は県の北部ではこれまでに降った雨で地盤がゆるんでいるおそれがあるとして、２９日夕方にかけて土砂災害に警戒し、川の増水に注意するよう呼びかけています。
また、県の全域で２９日夜はじめごろにかけて落雷や竜巻などの激しい突風や「ひょう」にも注意が必要です。
海では大しけとなり２９日の波の高さは、うねりを伴い６メートルと予想され、気象台は高波に警戒するよう呼びかけています。
そして、２９日夜から３１日にかけては県内に黄砂が飛来すると予想され、気象台は注意を呼びかけています。