高速道路の休憩場所確保を 「道の駅常総」で社会実験 常総

高速道路の休憩施設の不足を解消するため、茨城県常総市の「道の駅常総」で圏央道の常総インターチェンジから一度降りて休憩できる社会実験が29日から始まりました。

この社会実験は、一定の距離の間にサービスエリアやパーキングエリアがない高速道路の区間で、ドライバーの休憩場所を確保しようと、国土交通省が現在、全国およそ25か所を対象に行っています。
このうち常総市にある「道の駅常総」では29日から実験が始まり、圏央道の常総インターチェンジから高速の利用の合間に立ち寄ることができます。
対象となるのは「ETC2.0」を搭載した車で、道の駅に立ち寄ったあと、2時間以内に常総インターチェンジからもとのルートで高速道路に戻れば追加料金がかからない仕組みです。
道の駅の利用にあたっては、ETC2.0の送受信機がついた入り口を通過する必要があります。
県内での実験は五霞町の「道の駅ごか」に続いて2か所目で、休憩施設の不足解消に限らず、道の駅の利用拡大や地域活性化につながると期待されています。
常総市アグリサイエンスバレー整備課、谷田川祐司課長は「交通安全に貢献するだけでなく常総市の魅力を知ってもらい、訪れるきっかけになることも期待しています」と話していました。