車の走行データ収集した「交通安全マップ」 鹿嶋市

茨城県鹿嶋市で急ブレーキや速度超過といった車の走行データを収集した「交通安全マップ」を損害保険会社が作成しました。

この取り組みは、損害保険会社が鹿嶋市と結んだ連携協定に基づいて3年前から行っているもので、25日は、会社の担当者らが鹿嶋市役所を訪れ、田口伸一市長に完成した最新版の交通安全マップを贈りました。
マップは、事前に協力を得た鹿嶋市民の200台の車に専用の機器を付けて個人を特定しないようにした上で去年12月の1か月間、急ブレーキや速度超過、それに急加速や急ハンドルのデータを収集し、地図に落とし込んでいます。
急ブレーキの場合は、オレンジ色のマークをつけるといった具合に、注意して運転する地点が分かりやすく示され、市内を南北に走る国道124号や東西の「市役所通り」などで安全運転に注意するマークが集中していることが分かります。
鹿嶋市では、この「交通安全マップ」をホームページで公開したり市内の公民館に掲示するなどして安全運転に活用して欲しいとしています。
あいおいニッセイ同和損害保険の佐伯雅哉さんは「今回3年目を迎えて、より一層、精密なデータが反映されたマップになっています。どこが危険なのか把握しながら交通事故のない鹿嶋市をぜひ目指して欲しいです」と話していました。