高萩市で移動スーパーの出発式 高齢者の買い物支援や見守り

高齢者などの買い物支援や見守り活動につなげようと、食品スーパー「カスミ」は茨城県高萩市と連携して今月25日から移動スーパーを始めることになり、21日、出発式を行いました。

これは、つくば市に本店がある食品スーパーのカスミが高萩市と連携して始めるもので、21日は大部勝規市長や会社の担当者らが参加し出発式を行いました。
高萩市では、65歳以上の高齢者が先月時点で38パーセントと高齢化が進んでいて、負担がかからない方法で買い物ができる場所を増やして欲しいと市へ、要望があったということです。
移動スーパーは公共施設や飲食店など市が出店場所を調整していて、平日に市内ほぼ全域の44か所を回り野菜や刺身など650品目の商品を扱います。
また、高齢者を見守る活動もかねていて営業先で、体調が悪い高齢者がいた場合にはスーパーの担当者が市に連絡することになっています。
カスミ高萩店の高畠敦店長は「お店の接客の延長でお客さんと話したり、体調はどうなのか確認したりできる移動スーパーにしたい」と話していました。
高萩市の大部市長は「要望が多かったので実現できてうれしいです。買い物を支援するだけでなく地域の人たちがお互いに声をかけあえる環境作りにつなげたいです」と話していました。