かすみがうら市 通学用自転車を無償で貸し出し 県内初

茨城県かすみがうら市は、子育て世帯の負担を減らすため、中学校などに通う子どもたちに通学用の自転車を無償で貸し出す取り組みを始めました。
市によりますと、こうした取り組みは茨城県内で初めてだということです。

かすみがうら市は子育て世帯の負担を減らそうと、この春、中学校や義務教育学校の後期課程に入る子どもたちに自転車を無償で貸し出す取り組みを、3月、開始しました。
17日は自転車の利用を希望する子どもたちおよそ50人に、自転車が貸し出され、一人一人サドルの高さを調整したり、鈴が鳴るか確認したりしていました。
ヘルメットは各家庭が購入し市は1人あたり1000円を補助します。
また、事故に備えた個人賠償責任保険は家庭が負担します。
貸し出し期間は、中学校などに通う3年間で、通学以外にも自由に使えますが、卒業時に返却し、新たに中学校などに入る子どもに再び貸し出されるということです。
市によりますと、「市が運営するスクールバスは無料なのに、自転車通学は購入費がかかり不公平だ」といった声を受けて、事業化を判断したもので通学に使う自転車を無償で貸し出す取り組みは茨城県内では初めてだということです。
自転車を受け取った女子児童は「自転車を使えば通学時間が短くなるので楽になって嬉しいです。安全に気をつけて通学したいです」と話していました。
かすみがうら市の宮嶋謙市長は、「家庭の負担軽減のほか、3年間乗った後、次の世代に受け継ぐという点で子どもたちにはものを大切にする心も育んでほしい」と話していました。