この春卒業する学生たちに4年越しの入学式 筑波大学

茨城県つくば市の筑波大学で、13日、新型コロナウイルスの影響で入学式ができず、この春多くが卒業する学生たちのために4年越しの「入学式」が開かれました。

筑波大学には4年前の春、大学院もあわせて4743人が入学しましたが、新型コロナウイルスの影響で式は開催されませんでした。
この春多くが卒業する学生たちのために学生団体が4年越しの「入学式」を企画し、大学が全面協力して13日に開かれ、およそ260人が出席しました。
式では筑波大学の永田恭介学長が「感染拡大防止のために思い描いた学校生活や友人との日々が送れないそんな制約の多い日が続き大きな戸惑いもあったと思いますが、限られた条件のなかで学ぶ努力をしてきました」と挨拶しました。
そして、式を企画した学生団体の代表を務める3年生の林※りん太郎さんが「コロナ禍を乗り越えた力は今後も皆様の道を切り開く助けとなると思います」と述べました。
出席した学生たちは仲間と笑顔で記念撮影をしていました。
大学で生物学を学んだ男子学生は「入学式ができなかったことに少し心残りがあったので、中心となって企画してくれた後輩たちや場を提供してくれた大学に感謝したいです」と話していました。
※凛=回の下がのぎへん。