ひたちなか海浜鉄道 国に1.4キロ区間の延伸工事認可を申請

茨城県ひたちなか市の第三セクター、ひたちなか海浜鉄道は、延伸計画のおよそ半分となる国営ひたち海浜公園の南口付近までの1.4キロの区間について、国に工事の認可を求める申請をしました。

ひたちなか市の第三セクター、ひたちなか海浜鉄道は年間200万人前後が訪れる国営ひたち海浜公園方面への3.1キロの区間で延伸工事を2段階に分け、公園の南口付近までを先に開業させる方針を去年12月、決めました。
工事を進めるには、国から認可を得る必要があり、海浜鉄道と市は11日、延伸計画のおよそ半分となるいまの終点の阿字ヶ浦駅から公園の南口付近までの1.4キロについて、国に認可を求める申請をしました。
公園の南口付近までとなる先行開業区間の事業費は59億円余りで、会社では工事が認可されれば、速やかに着工し、早ければ6年後の2030年春に開業させる方針で、地方鉄道では極めて珍しい鉄道の延伸が実現するか注目されます。
一方で、第2期として計画している公園の西口付近までの1.7キロについては、認可を求める期限を2030年3月末まで延期すると申請し、申請の時期を慎重に判断することにしています。