東日本大震災から13年 報道写真家が被災地の写真展 牛久

東日本大震災から今月で13年になるのにあわせて、報道写真家が被災地で撮影した写真の展示会が茨城県牛久市で始まりました。

写真展の会場には報道写真家の石川文洋さんが東日本大震災や能登半島地震の被災地で撮影した写真、70点が展示されています。
このうち、宮城県石巻市の漁港の写真には、津波で陸に打ち上げられた漁船と住民がなすすべ無く眺めている様子が写されています。
また、3年前の2021年4月に福島県富岡町で撮影された写真では桜並木のそばが帰還困難区域となっていて『福島県の難しさを感じた』という石川さんのコメントが添えられています。
このほか能登半島地震の被災地で崩れた道路や倒壊した家屋などを撮影した写真も展示されています。
この写真展は牛久市の牛久市中央生涯学習センターで7日から今月10日まで開かれる予定です。
展示会を主催した実行委員会の中村洋子さんは、「東日本大震災や能登半島地震の教訓を活かしたいと思い写真展を企画しました。東日本大震災を経験した人だけでなく、震災を知らない世代の方にもぜひ足を運んでもらいたい」と話していました。